2004年 私の花見
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今年の春はおかしい。花の時期になって気温が不順、雨が降って風が吹くのはいいのだけれど気温が乱高下。 この分じゃ桜の花などまともに見られないかと半分あきらめていました。でもこの天候が却ってよかったのか三月中旬から花見をはじめて4月の頭までまだ花見ができたのです。
そんな状況ですから今年は川越の中院から始まって、幸手の権現堤、富士見の砂川堀、川越の明見院、荒川村の清雲寺・長泉院、高麗川堤の5箇所を巡ってきました。
せっかくだからその木々をお見せしましょう。
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●川越・中院 3月21日
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枝垂れ桜です。中院の名物です。いつもの年はソメイヨシノより10日くらい早く咲くのですが、今年は低温の日々が続いたためか同じ境内のソメイヨシノよりだいぶ遅れて咲きました。でも青空をバックにした一重の花はとても綺麗です。
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本堂を背景に5分咲き。まだ本堂が透けて見えます。この日はお彼岸だったせいか法事があったようです。
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●幸手市・権現堂桜堤 3月28日
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権現堂堤は権現堂川沿いに作られたものですが、その後の河川改修でいまは中川の西側に廢堤として残っています。その堤に桜が植えられたのは大正年代です。桜並木は1000本、堤上に約1キロメートル続いています。
いま桜堤は幸手市の一大観光資源です。ここにいたるまでの街路は桜まつりの最中でした。
3月28日はまだ肌寒く午前中は3分咲き。でも午後からは5分以上咲いたようです。
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桜堤のもうひとつの主役は中川との間の低地に植えられた菜の花です。桜色と黄色の異例の取り合わせ、でも結構綺麗です。
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ソメイヨシノの大写し。青空を背景にした桜花はいかにも春の装いです。
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●富士見市・砂川堀 3月28日
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富士見市でかつて農業用水として使われていた砂川堀の沿岸は、住宅地に区画整理された今、市民の憩いの場所あるいは犬の散歩道として人を集めます。
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その川沿いを埋めるのがソメイヨシノです。この写真をとったのは夕方、太陽光の色が少し赤くなり始めたときでした。その色に映えてまた違った趣を呈してます。
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●川越市・明見院 3月28日
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明見院の枝垂桜は夜9時までライティングされています。この日訪れたのは9時10分前。危うく見逃すところでした。
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ライティングは水銀ランプです。緑の輝線効果で桜花は緑色。撮影の時にホワイトバランスを撮りそこなったのでさらに桜らしくありません。データを桜色っぽく調整しましたがこれが限界です。
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●荒川村・清雲寺 3月31日
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浦山ダムの西に清雲寺があります。このそばの長泉寺が秩父札所29番ですが、清雲寺の本尊は千手観音だから札所になってもよかったのでしょうが札所に参加してません。
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上の写真と同じ絵ですが、ちょっと寄ってみました。最近はソメイヨシノより枝垂れに人気が集まっています。この境内の桜はほとんど枝垂れです。清雲寺の人気が急に高まったのはこのせい?
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これも色違いの枝垂桜です。
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名物は樹齢600年の枝垂桜です。
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この写真は清雲寺の横の29番札所の長泉院の庭に咲いていたものです。前景のコブシとの取り合わせが美しかったので。
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●高麗川堤 4月3日
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坂戸市伊豆の山町あたりの堤防外側の公園に植えられたソメイヨシノです。この公園は桜の時期は市民の格好の宴会場所になります。
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河川の横ですから、空は開けていて晴れた日の観桜は空の青と桜の薄桃色づくしの中に身をおくことになります。
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